「そういった投資で収益は上がるのか?」と思うかもしれませんが、インデックス投信の上昇率を上回る運用成績を上げてきたアクティブ型投信は全体の3割もない、というのがこれまでの長年の実績です。

つまり最も大事なポイントは「手数料が安い」こと。インデックス投信では銘柄選定のための企業分析などをやる必要がないので低コストなのです。投信の手数料は3種類あって、買う時の手数料、運用管理の手数料(信託報酬と言います)、売る(換金する)時の手数料。今は投信の間の競争も激しくなり、日本の投信でも買う時と売る時の手数料はゼロという投信が増えてきました。まずそういうものを選びましょう。

とくに毎月積み立てで買う場合は買う手数料がゼロ(ノーロードと言います)でないとパフォーマンスが悪化します。

3つの手数料の中でいちばんかかるのが「信託報酬」で、投信を持っている限り毎日ずっとかかり続ける手数料になります。この信託報酬ができるだけ安い投信を選ぶのがコツです。わずかな料率の差でも、ずっとかかり続ける手数料なので、長期投資をする間に大きな差になってきます。

できれば外貨建てに

そして、できれば、外貨建てにすることをおすすめします。

私たちは日本円で銀行預金を持っているので、ドル建ての金融資産をある程度のボリュームで持っていたほうが安全でしょう。米ドルは世界の基軸通貨であり、世界で最も信用力が高いので持つなら米ドル建てです。それからずっと人口が減り続けて1億人を切るといわれている日本国の通貨(円)よりも、今後2050年に向けて人口がさらに1億人増加して4億人を超えるといわれる米国の通貨(米ドル)のほうが強くなる、すなわちドル高・円安になる可能性が長期的には高いと考えられます。

したがって、外貨建ての投信を、あらかじめドル円の為替レートを予約して確定しておく「為替リスクヘッジ」をつけずに買うことをすすめます。

さて、最近よく話題にあがる、2018年1月に財務省の肝いりでスタートした「つみたてNISA」はなぜ、優れた制度なのでしょうか?