最近よく見かけるようになったのが原付二種(第二種原動機付自転車)のバイクだ。排気量が50ccを超え125cc以下までのモデルであるが、街中はもちろん、郊外でもツーリングをするライダーにかなり頻繁に出会うようになってきた。販売台数も好調のようで、複数の2輪車販売店などからは、毎月かなりの台数が売れているという声を聞く。

いわば、近年の2輪業界活況の牽引役ともいえるジャンルだけに、バイク関連の一大イベント「第49回 東京モーターサイクルショー(2022年3月25〜27日・東京ビッグサイト)」にも、原付二種の新型モデルが数多く出展されていた。とくにホンダでは、「スーパーカブ110」「クロスカブ110」「ダックス125」など、1960年代などに人気を博した往年の名車を復刻したモデルを展示。市場から多くの注目を浴びていた。

新型モデル以外でも、国内外の2輪車メーカーでは、スクーターからスポーツモデル、レジャーモデルなど、さまざまなタイプがラインナップされ、原付二種モデルは今まさに百花繚乱といった感が強い。かつては原付一種ほど目立たず、かなり地味な存在だった原付二種のバイクが、なぜ今これほど脚光を浴びているのだろうか。ここでは、2022年の新型モデルなどを紹介しつつ、その人気の秘密に迫ってみる。

原付二種とは

原付二種の代表格と言えるホンダのスーパーカブ110(筆者撮影) ホンダの新型スーパーカブ110はショーで市販予定車が展示され、2022年4月14日に発売(筆者撮影)

原付二種とは、排気量50cc超〜125cc以下のバイクを指すことは前述のとおりだ。排気量50cc以下の原付一種と同様に、原動機付自転車に属するが、運転するには最低でも小型限定普通二輪免許の取得が必要。ただし、スクーターのみに乗る場合は、AT小型限定普通二輪免許でも運転可能だ。原付一種に乗ることができる原付免許は、学科試験のみで取得できるほか、普通自動車免許などを取得すると付帯される点とは異なる。免許のハードルの高さだけでみれば、50cc以下の原付一種のほうが手軽だ。