筆者は東京在住だが、ゴールデンウィークや夏休みなどを鉄道の視察のために関西で過ごすことが多い。その時に関西のJR線を利用して感じるのは、列車間の乗り継ぎにストレスが少ないということ。だいたい乗り換えたいタイミングで乗り換えたい列車が同じホームの向かい側に来てくれるのだ。

これはひとえにダイヤのサイクル長を各線とも15分に揃えているためだ。つまり15分間に快速や普通列車を何本ずつ入れるかをパターン化し、より多くの本数を運行する路線・区間の場合は運転間隔が15分の約数になるように列車を設定するといったルール作りがなされているからだ。

このようなダイヤだと、乗り換えが複数回あっても無駄な待ち時間なしで行けるといった乗り方や、「乗り遅れちゃってもこんな方法であの電車に乗れるの!?」といった裏技をいくつも発見できる。そんな列車接続の使いこなしをいくつか紹介しよう。

2回乗り換えでも楽で速い?

まずは、観光での利用も多そうな奈良から京橋へ行く場合だ。JRの路線図を見てすぐに思いつくのは、大和路線の「大和路快速」で天王寺へ出て大阪環状線に乗り換えるルートだろう。経路検索サービスでもこのルートを表示するケースが多い。この方法は実際に速く、最速だと48分で到着できる。ただ、天王寺で別ホームの列車に2分で乗り換えられればという条件付きだ。

一方、大和路快速はそのまま乗り通しても京橋まで行ける。これは乗り換えなしなので楽だが、環状線をぐるっと回るため約1時間かかってしまう。

そこで使えるのが「楽で速い」おおさか東線ルートだ。2回の乗り換えが発生し、路線図を見ると一見面倒そうだが、実は非常にスムーズだ。