消費者物価指数が発表される際に3つの指数が注目される。物価全体を表す「総合指数」、「生鮮食品を除く総合」、「生鮮食品及びエネルギーを除く総合」という3つの指数だ。

なぜ、生鮮食品やエネルギーの価格を除いているのかというと、台風や干ばつなどの天候要因で価格が大きく変動してしまう生鮮食品や、地政学リスクや投機資金の流出入など実需以外の要因によって価格が大きく変動してしまうエネルギー価格の影響を除くことで物価動向の実態をより正確に把握することができるからだ。

インフレなの?デフレなの?

それでは、最新の消費者物価指数のデータを見てみよう。7月22日に発表された6月分の消費者物価指数は「総合指数」が前年同月比+2.4%、「生鮮食品を除く総合」が同+2.2%、「生鮮食品及びエネルギーを除く総合」が同+1.0%となっている。

よく物価の話をすると「インフレ」や「デフレ」という言葉を聞くが、言葉の意味をざっくりと定義すれば、インフレは継続的に物価が上昇することで、その逆がデフレといえる。それでは、現在の日本の物価状況はどちらなのだろうか。2017年1月からの3指数の変化率の推移を見てみると、足元では物価が上昇傾向にあるのでインフレと言えるのだろう。