パフォーマンスクルージングバイクの最高峰とも言えるドゥカティ「Xディアベル・ネラ」が、世界限定500台のリミテッド・エディションとして発売された。そんな世界限定500台という貴重なモデルに試乗する機会を得たので、今回はインプレッションも含めて紹介したい。

今回のXディアベル・ネラも、ドゥカティのハイエンドユーザー向け販売戦略のセオリーどおり、バイクマニアの心をくすぐるアプローチが詰まっている。例えば、今回のリミテッド・エディションでは、「Black on Black」と言われるブラックを基調としたデザインと、Pelle Frau®レザーシートなどが採用され、特別感を演出している。

リミテッド・エディションの変更点

Xディアベル・ネラのエンジン(東洋経済オンライン編集部撮影) Xディアベル・ネラのエンジン(東洋経済オンライン編集部撮影)

まず、「Black on Black」については、ドゥカティのアイデンティティとも言えるフレームデザインを、美しいマシンシルエットに同化させることで、プレゼンスの向上に成功している。一方、走りの心臓部とも言える伝統のL型2気筒DVT1262ccテスタストレッタエンジンのヘッドカバーは、ドゥカティのパッションを表現したレッドにペイントされ、その存在感をライダーに伝える。

そして、このモデルだけに特別に用意されたPelle Frau®レザーを使ったシートは、すべて手作業で縫製され、ROSSO SIAM(レッド)、STEEL BLUE(ブルー)、CEMENTO(グレー)、INDIA(キャメル)、SELVA(グリーン)の5色からオーナーの好みに合わせてチョイスできる。さらには、座面には「X」の文字がレーザープロセスによって刻印されている。うれしいことに同じレザーを使った幅広のコンフォートシートと、バックレストも用意されているから、最愛の人とのタンデムになればさらに充実の時間を過ごせるだろう。