限られた時間をいかに有効に使うか。「塵も積もれば山となる」のとおり、小さな時間でも毎日勉強を続けていくことで、大きな結果につながります。

「机に座ってやる」「まとまった時間にやる」だけが勉強ではありません。机に座らなくても、数分しかなくても、できることがあります。

「まとまった時間ができたら勉強をしよう」「ゆっくり落ち着いた時間を確保してからこの本を読もう」などと考えてしまうと「今日は時間がないから、勉強や読書はまた明日」となり、何もやらなくなってしまいます。これでは何日たっても、勉強も読書も進みません。

誰にでもある「細切れの時間」をいかに使うか。この視点が、忙しい人には欠かせません。

大事なのは「スキマ時間にやらないこと」を決めること

スキマ時間を有効活用するためには、「スキマ時間に何をするか」を考え、準備しておくことが不可欠です。たとえば読みたい本は持ち歩く、すぐ取り出せる小さめのテキストを準備しておく、オーディオブック(書籍を朗読して音声化したもの)をスマートフォンに入れておくなど、工夫の方法は数多くあります。

それに加えて学びの達人たちが重視していたのは、「スキマ時間にやらないこと」を決めておくということでした。たとえば、SNS、ネットサーフィン、スマホゲーム……ちょっとした時間にやってしまうことはありませんか? こうした「ちょっとしたこと」がスキマ時間活用の大敵です。

「忙しくて、勉強する時間がない」「やることが多すぎて手いっぱい」といった状況に陥るのは、「やらなくてもいいことをやっているから」です。

勉強の達人の多くが、「時間がない」と嘆く人に対して、

「時間はあるけれど、勉強を優先していないだけ」

「ダラダラと、何となく過ごしている時間が多いだけ」

と指摘しています。