NHKの連続テレビ小説『あまちゃん』で、袖ヶ浜駅に見立てられた三陸鉄道堀内駅は、普代村の海岸線沿い、北端近くにある。海を挟んで対岸に見える平坦な台地状の半島が三崎半島で、その北岸は、やはり『あまちゃん』のロケ地として有名になった小袖海岸だ。

ワゴン車2台で回す村営バス

金曜日の朝6時21分、盛行きで堀内に着き、駅前の国道45号を北へと歩き始める。すぐに野田村との境界を示す標識が現れ、安家(あっか)川の深い谷へと道路は下ってゆく。ここには海側から国道、三陸鉄道、三陸北縦貫道と三重に橋が架かっており、三陸鉄道の列車が徐行して、観光客に風景を見せるところだ。

三陸鉄道の安家川橋梁 安家川橋梁を渡る三陸鉄道リアス線の列車(筆者撮影)

下安家バス停 野田村営バスの下安家バス停(筆者撮影)

川を少しさかのぼったところに下安家バス停があって、野田村の公共交通機関の旅のスタート地点となる。堀内からは歩いて20分ほどだ。ここから7時33分発の野田村営バスに乗る。野田玉川駅付近までは、三陸鉄道より国道45号のほうが海岸近くを通っているので、バスを選んだ。

野田村営バスは「海バス」「山バス」とわかりやすく命名された2台のバス(ワゴン車)で、平日は海沿い、山間部の2系統を運行している。

小学生たちと一緒に待っていると、まずは大型のスクールバスが到着し子供たちはそちらへ、運転士へ元気にあいさつしつつ乗り込む。