今秋発売を予定したが、慢性的な半導体不足や不安定な海外情勢により、一部部品入荷の遅れなどを理由に発売を延期していたホンダの新型SUV「ZR-V(ゼットアールブイ)」。正式発表に先駆け、今年9月に画像の一部やパワートレーンなどのスペックを公開し、すでに販売店では先行受注も始まっていたが、2022年11月17日に正式に発売日や価格が発表された。発売日は2023年4月21日と、当初の予想どおり来春となった。

デザインやパワートレーンなどは、ティザーサイトで発表されていたので、すでにご存知の読者も多いだろう。まずは正式発表の内容と合わせて、基本的なスペックなどをおさらいしておく。

ZR-Vの開発コンセプトは“異彩開放”

リアビュー ZR-Vのリアビュー(写真:本田技研工業)

ホンダの新型SUVであるZR-Vの開発コンセプトは“異彩開放”だ。プレスリリースでは、「ドライバーがクルマを自在に操ることで自信と余裕を持ち、自分らしさを開放して新たな行動を起こしてほしい、という想いを込めています」という言葉から始まっている。

スタイリング ZR-Vのスタイリング(写真:本田技研工業)

それを象徴するようなエクステリアデザインは、「バーチカル(垂直)グリル」と、横長でシャープなヘッドライトがホンダ車の中でも異彩を放っている。ボディ下部にボリュームを持たせつつ、上部に向かって絞り込んだ、全体的に丸みを帯びたデザインは、ほかのホンダ車にはないスタイルと言えるだろう。

ちなみに北米では「HR-V」という車名ですでに販売中だが、フロントグリルの形状は日本仕様が縦基調なのに対し、北米仕様は六角形のハニカムグリルを採用。北米仕様のHR-Vよりも約10カ月遅れでの発売となるが、しっかりと日本仕様のZR-Vに仕上げているわけだ。