中国の半導体業界の低迷が長引いている。半導体受託製造(ファウンドリー)で中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)は11月9日、2023年7〜9月期の決算を発表。売上高は前年同期比15%減の16億2100万ドル(約2449億円)、純利益は同80%減の9400万ドル(約142億円)にとどまった。

直前の4〜6月期と比較すると、売上高は3.9%の微増だった一方、純利益は76.7%の大幅減益だった。現在の半導体市場が、利益を犠牲にしても受注が増えない状況にあることを示唆している。

「半導体不況は2年続く」

「半導体業界が期待していた『U字型』や『V字型』の回復が起きる兆しは見えない。現実の市場は(景気が一時的に上向いても、また低迷に逆戻りする)『ダブルU字型』の様相を呈している。目下の半導体不況は1年では終わらず、2年は続きそうだ」

SMICの共同CEO(最高経営責任者)を務める趙海軍氏は決算発表会で、半導体市況の先行きについて悲観的な見解を示した。