「ビールを飲むと太る」「つい飲み過ぎて酔ってしまう」など何かと悪者扱いされることの多いビールですが、実は優れた機能がたくさんあるってご存じですか?

「ビールに含まれる麦芽やホップが醸し出す香りやアルコールの持つリラックス作用を活用すれば、その日の疲れを上手にリセットすることができます。ビールは単に酔うためのものではなく、飲み方次第ではビジネスパフォーマンスを底上げしてくれるすばらしい飲み物なのです」

そう語るのは、マブチメディカルクリニックの院長で、『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』の著者でもある馬渕知子氏。医師の立場から、ビールに秘められたすごいパワーと、太らない&酔わないための飲み方のコツをお教えします。

「ビールは太る」のからくり

お酒の席で「ビールは太るから、ハイボールで……」と言っている人を見掛けますが、もし、これを信じてビールを我慢しているならば、残念な人たちです。だって、ビールもハイボールも、カロリー的には大差がないのですから。ハイボールの種類によっては、ビールよりも高カロリーなものもあるくらいです。カロリーを比較してみれば一目瞭然。ビールは決して高カロリーではありません。

では、なぜ「ビールは太る」と言われるのか? そのいちばんの理由は、ビールに高カロリーなおつまみが合いすぎるからです。イングリッシュパブの定番がフィッシュ&チップスのように、揚げ物とビールとの相性は不動の1位でしょう。ソーセージやピザといった、いかにも高カロリーなメニューにも、ビールの存在は欠かせません。

太る罪はビールにあるのではなく、ビールの「アテ」にあるのです。「ビールは太る」と自分自身の嗜好を押し殺している人は、ビールと一緒に何を食べるのか考え直してみてください。その呪縛から、解き放たれるでしょう。