「少しだけ食べたい!」

でも、お菓子の袋を開けたら食べるのが止まらず、結局は最後まで全部食べてしまい自己嫌悪に陥る……なんてこと、ありませんか?

「ただおいしいから」「ただお腹が空いていたから」。もちろん、そういうときもあるでしょう。でも、いつもなら「このくらいで止めておこう」と自分でコントロールできるのに、できないときってありますよね。

「食べるのが止まらない」ときには、頭ではこんなに食べたらダメとわかっていても、なかなか自分の意志ではコントロールが利かないものです。こんなとき、「意思が弱い」などと思ったりしがちですが、自分ではどうにもならない体の構造が関係している可能性があります。

スイッチが入る感覚

こんなとき「スイッチが入る」ような感覚になると言う方が多くいらっしゃいます。皆さんも多かれ少なかれ、そのような感覚を感じた経験がおありでしょうか。実は、このような状態、つまり「スイッチが入る」感覚には、理屈が考えられます。

その理屈とは、単なる理性の問題だけではなく、血糖値とホルモンが関与している可能性があるということです。ホルモンが関与しているとなれば、自分の意志でコントロールできないのは当然です。それでは、血糖値とホルモンについて、お話をしていきましょう。

皆さん、「血糖値」をご存じでしょうか? 「血糖値」は、私たちの体内を流れる血液中のブドウ糖の濃度のことで、ヒトが命を維持するために必要なエネルギーの源です。ヒトが安定してエネルギーを生み出すためには、血糖値は空腹時でつねに約80〜100(単位:mg/dl、以下略)を必要としています。