血糖値は、糖質を含んだ食事をすると変動します。正常な血糖値の変動は、下記のグラフ(黒線)のとおり食後40分くらいでおよそ150弱まで上昇し、その後50分くらいをかけて緩やかに80〜100に戻ります。その血糖値の変動をコントロールしているのが、さまざまなホルモンです。血糖値を下げるホルモンが1種類、上げるホルモンは5種類以上が知られています。

過食してしまうときの血糖値は?

このような血糖値の変動であれば、関係するホルモンの量も通常程度で済み、お腹が空いても正常に空腹感を感じることができ、満腹感を感じます。ですから、食べすぎたり、食べるのが止まらなくなったりする状態にはならない可能性が考えられます。

その一方で、グラフ内の赤線は過食してしまう可能性のある血糖値の変動です。正常時(黒線)と比較していただくと、一目瞭然です。過食してしまうとき、またはスイッチが入って食べるのが止まらない場合では、血糖値が大きく上昇し、その後急激に低下し、80〜100を大きく下回っていることがあります。

ある程度の個人差はありますが、空腹時の血糖値はだいたい80〜100に維持できれば問題ありません。しかし、これよりも下がってしまった場合には血糖値を上げるためにさまざまなホルモンが分泌されます。

前述したように血糖値を上げるホルモンは全部で5種類以上あります。これらのホルモンは通常量出ることでは問題は起こりませんが、低血糖などによって一気に分泌されてしまうと、悪さをする可能性が出ます。例えば、アドレナリンが出すぎてしまう場合、攻撃性が高まるといわれます。おなかが空いてイライラする人は、もしかしたらアドレナリンが出すぎてしまっているのかもしれません。