このような「まあ、結婚はして当たり前として……」という前提で行われる「少子化対策の誤解」を生みだす元凶の1つに、親子間の世代間ギャップがあります。「結婚希望をかなえる対策」への誤解、もっというと、こういうカップルが成立するだろうと「思い描くカップル像」への誤解です。

結婚を希望する男女やその関係者が、親世代のカップル像を安易に今の男女に当てはめてしまい「イマドキのカップルの姿」がわかったうえで活動していないため、目的をかなえるための行動を大きく見誤ってしまうケース(ミスマッチ)が多発しています。

そこで、この親世代と子世代で大きく変化した夫婦像を表す代表データの1つとして、初婚夫婦の年の差データをご紹介したいと思います。

30年間で急落した「夫が年上の結婚」

2018年に結婚生活を開始し、かつ婚姻届を提出した初婚同士のカップルは33万9772件でした。この約34万件のカップルについて、男女どちらが年上であるかをグラフに表してみました。

(外部配信先では図表やグラフ、写真などを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

夫が年上のカップルが約2組に1組、妻が年上のカップルが約4組に1組です。男女同年齢が約5組に1組ですので、「同年齢カップル」よりも「姉さん妻カップル」のほうが多いことがわかります。

約4組に1組という姉さん妻の割合は、姉さん妻がそう珍しくなくなったことを示しているともいえます。

次に、今からおよそ30年前の1990年、今のアラサー男女の親世代が結婚した時期の同じデータを見てみたいと思います。