「ダイバーシティ(多様性)」という言葉が広く知られるようになりました。ただ、日本のように単一民族に近い国では、ダイバーシティへの間違った理解がされがちです。

難しい話はここでは省きますが、本来は違うものを「同じ扱いに」と主張するのは、ダイバーシティとはまったく逆の考え方です。

結婚相手を求める男女とその支援者の現場でも、この多様性の履き違えがよく見られます。ダイバーシティの時代なのだから「ありのまま」の自分で戦うのだ、とこだわる(もしくは漫然とそのような意識で活動を続ける)活動者がいます。

もちろん、それで思うように結果が出れば何も問題はありません。しかし「いい人がいない」「婚活疲れ」などと訴える場合、そのこだわりを「相手の視点から」再考する必要があるかもしれません。

多様性の時代こそ性差を意識

自分に合う人かどうか、という一方通行の自分目線だけでなく、お互いの双方向目線の融合によってマッチングは成立します。相手ある行動において「ありのままでいい」かどうかは相手次第。もしくは相手と話し合ってこそ決まるもの、といえます。

筆者のもとには、結婚支援現場の支援者から多くの悩みが寄せられます。うまくマッチングしない個別事例の相談を受けるときによく感じるのは、「結婚相手探しにおいて、自分を主張するのは大切。しかし相手を知らないまま自分はこうである、と主張しても相手には響きにくい」ということです。

そこで、個々の感性の差をみることはさすがに難しくても、せめて男女がそれぞれ結婚相手に求める条件の「データで見た性差」と、それに基づく婚活アドバイスをご紹介してみたいと思います。