──アプリに押されがちな結婚相談所はいかがでしょうか。

東洋経済オンラインで情報収集をするような真面目な男性にはお勧めです。アプリは「顔立ちのよさ、写真の出来栄え、メッセージのやり取りのノリのよさ」の3つで勝負が決まってしまう傾向があります。結婚相談所の場合は、プロフィールは仲人さんに上手に作ってもらえるところが多いですし、お見合いするまでにメッセージ交換は不要です。

結婚相談所はエリアによりますが全体的に女性会員のほうが多いので、大卒・年収500万円以上・30代の男性がけっこうモテたりします。該当する読者の方も少なくないのではないでしょうか。

コスパの面で結婚相談所を敬遠する男性もいます。でも、「今から恋愛して別れたりしていたら時間とお金の無駄」と考える人には、出会いは簡単でも結婚までには自力でたどり着かなければならないアプリは結果的にコスト高になりかねません。

結婚相談所の場合、初回デートは日中にお茶をするだけ、飲食代はこのように支払う、仮交際するか否かは仲人を通して連絡する、などの点はルールがあり、明瞭です。失敗するのが嫌な人が効率的に婚活するにはいいツールだと思います。

婚活サービスで「いい男・いい女」とは出会えない

──恋愛とはしばらく縁遠いけれど真面目に働いている男性読者には朗報ですね。

そうですね。ところで、マッチングアプリと結婚相談所に共通して言えることですが、婚活サービスで「いい男」「いい女」を探して会おうとするのは間違いだと思います。

──どういうことでしょうか?

いい男はいい女と出会ってさくっと婚活の場から消えているからです。そういう人が婚活の場にいると、あっという間に3桁の数の異性から申し込みが来ます。それをさばくのに手いっぱいになるので、自分と同じような高いレベルの人とだけ会い、すぐに結婚していくのです。「婚活の場にはいい人が残っていない。いても会えない」と言っている時点で自分のレベルを知ることができます。

──では、ごく一部の「いい男」「いい女」以外の人たちはどうすればいいのでしょうか?

マッチングアプリか結婚相談所のどちらかで結婚相手を探そうと視野を狭めないほうがいいと思います。むしろ、それらの婚活サービスは異性とコミュニケーションする練習の場として活用したらいかがでしょうか。

結婚相談所に入って自分を磨いていたら、急に職場の同僚や趣味の知り合いがよく見えて来て結婚した、という人は少なくありません。共通の話題があり、ストレスなく会話できるだけでも貴重なことですから。すでに出会っていて周りにいる人が自分に合っているのかもしれません。