同社には生理休暇があり、取得もされてきた。だが、生理休暇という名称に心理的抵抗を感じて有休を代用する社員や、男性上長に生理による体調不良を伝えることが難しい社員が多かった。

同社人事部に所属する竹之下葉月氏も、「出張時に生理による絶不調が重なりそうで辛い」などの相談を社員から受けて、対応に苦慮してきたと明かす。

重要となる管理職の意識改革

現在、同社グループの半数を占める150人の女性社員のうち、1割程度が「スマルナ for Biz」を利用する。今年夏にも本格導入する予定だが、試験導入に当たっては心配もあったという。それはピルの効果に対する理解不足だ。特に管理職が誤ったイメージを持っていてはいけないと考えた。

そこで社内の課長職以上を対象に、オンラインでネクイノ主催のセミナーを開催。参加者20名弱のうち9割が男性だった。

「生理の期間や仕組みについて学ぶ機会が正直なかった」「学校の保健体育以来だった」「ピルは生理を止める薬だと思った」。参加した男性社員からはこのような感想が寄せられた。生理のメカニズムや関連する体調不良について知る貴重な機会になったようだ。

「生理やPMSで気分が浮き沈み、仕事上のミスが起こりやすくなることも知ってもらえたはず。本人の意志の弱さや努力不足のせいではないと理解してもらうだけでも一歩前進」(竹之下氏)。