いかがでしょうか。この漫画で描かれているとおり、1冊読み終わってから読むのは保全型、同時並行で読むのは拡散型です。保全型は積み上げ型で、コツコツ物事を進めていくほうが向いています。逆に拡散型は行動派で、自分が好きだと思うことをどんどん試していくタイプだといえます。

勉強に置き換えると、保全型の人はコツコツ簡単な問題から進めていく傾向があります。簡単な問題は何度やっても苦痛には感じないのですが、難しい応用の問題は解きたがらない……なんて場合がかなり多いです。

逆に拡散型の人は、好きなところから勉強する傾向があります。難しい問題でも挑戦することができますが、逆に簡単な問題を何度も解くのは嫌だと思うタイプが多いです。

保全型と拡散型、それぞれの東大生の勉強法

どちらのタイプのほうが東大合格に向いている、ということはまったくありません。ですが、自分にはどういう勉強が向いているのかは考えておくと効果が出やすいです。東大生たちにこのFFSをやってもらうと、どちらのタイプも同じくらいの人数がいます。そして保全型の人は保全型にあったやり方を、拡散型の人は拡散型らしい勉強を実践していました。

保全型の人は応用問題を解くのがそこまで得意ではありません。だから1科目でいい点を取るのではなく、苦手科目をきっちり潰して、全科目でまんべんなく点数をとっていくほうが結果は出やすいです。

拡散型の人は難しい問題にもチャレンジする精神がありますが、気分屋な部分が多いので、1つ好きな科目を見つけて、その科目をとことん突き詰めて勉強していくほうが、結果が出やすい。つまり保全型は苦手科目を勉強し、拡散型は得意科目から挑戦したほうがいいということです。

英単語の学習を見ても、保全型の人は1冊の単語帳をとにかく使い込み、いろんな書き込みをしていることが多いです。この単語は覚えた、この単語は間違いやすいといった情報、類義語や対義語の情報など、いろんな書き込みを加え、自分だけの単語帳に改造しています。

一方、拡散型の人は単語帳を何冊もやっていたと語る人が多いです。飽きっぽいから何冊もやって、同じ単語がないか、逆の意味の単語がないかを見つけて楽しむ、といったことをしていました。どちらも自分にあったやり方を実践することで、結果を出しやすくしているわけですね。