49歳の会員男性が32歳の女性と成婚を決めた。彼は、私の相談所で活動して2年半になる。この期間に40近いお見合いをしたのだが、連敗続きだった。なぜかといえば彼の婚活は、“結婚後に子どもを授かりたい“という希望があったからだ。そうなるとお相手女性の年齢が限られてくる。

仲人として、婚活現場に関わる筆者が、毎回婚活者に焦点を当てて、苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、苦難の婚活の末に、歳の差婚を成し遂げた男性の軌跡を追いながら、結婚相手の選び方について一緒に考えたい。

「最後のチャンスに子どもが欲しい」と言う男女

結婚相談所に入会する動機に、「子どもが欲しい」という要望を掲げる人たちが、男女ともにとても多い。女性の年齢でいうとアラフォーで、「最後のチャンスに子どもを産みたい」と言う。女性に比べて父親になれる年齢の幅が広い男性は、40代後半、50代、60代になっても、「子どもが欲しい」と言って、結婚相談所の門戸を叩く。

恒夫が私を訪ねてきたのは、47歳になろうとしていたときだった。訪ねてきた当時のことは、過去記事「年収1000万円の男性が婚活に苦労するワケ」につづっている。

彼は、日本の南西に位置する観光で有名な島で会社を経営していた。知人の紹介などに頼り、3〜4年間は婚活を独自でしてきたのだが、なかなかいい出会いに恵まれることがなかった。私の相談所に入会後も、相談所の活動だけではなく知人からの紹介なども含めて、とにかく出会いのチャンスを広げていった。

ところが、出会うのは、記事にも登場するような驚きの主張や要求をしてくるアラフォーたちばかり。43歳の女性がデートの食事場所に指定してきたのは、高価な懐石天ぷら屋で、それをペロリと平らげた後に、「結婚は、ここ5年は考えていないので、そういう私を待ちきれないなら、二股をかけていただいて構いません」と言ってきた。42歳の子どものいる女性からは、「結婚するなら別居婚。月の生活費を私と子どもに30万円ください」と言われた。