いまリモートワークへの移行が急速に進んでいます。しかし、自粛によるリモートワークがストレスにつながることがあることは、多くのデータで明らかになっています。自身もうつ病に苦しんだ経験をもつ精神科医宮島賢也先生によると、結果として、精神的な不調をきたし、うつ状態を発症するケースも増えています。このようなメンタルヘルスの不調をきたさないためにはどうすればよいのでしょうか。

宮島先生は、かつてうつ病を克服するために、7年間飲み続けた処方薬をやめて、「うつ消し」食を取り入れて、いま元気で活動しています。宮島先生が自らの体験から見出した「メンタルが不調のときに食べてはいけない食材」とは、どういうものでしょうか。その予防策を宮島先生の『薬を使わず自分のうつを治した精神科医の うつが消える食事』からご紹介します。

【食べてはいけない食材1】厚切りステーキ

肉好きなら、鉄板の上でジュウジュウ音を立てた厚切りステーキを食べると、心は満足、脳は快楽を覚えますが、お腹は大変です。大量の消化液とともに大量の酵素が動員され、体はへとへと。「もう動きたくない」「どこかで休もう」そんな経験をしたことがあるかと思います。

実は、食べることは意外に体を疲れさせます。

こんなことを言うと、反論される方もいるかと思います。「いや、逆でしょう?食べることはエネルギーの補強。むしろ食べることで疲れは吹き飛ぶ」と。確かにそうです。私たちの体は食べ物から栄養を摂ることで、活動エネルギーに換えているからです。

しかし、栄養を体に行き渡らせるには、消化吸収が必要です。その前段階として食べ物の分解も必要です。つまり、食べることは、胃腸や肝臓など消化器官に負担をかける行為でもあるのです。食べることは、消化器官からすれば一大イベント。かなりの活動エネルギーを必要とします。だから、食べているときより、食べた後のほうが疲れます。

さらに言えば、いつも満腹に食べてしまうと、それだけ、胃腸や肝臓に負担をかけることになります。だから、もっともっと疲れます。一説によれば、3度の食事は、フルマラソンに匹敵する消費カロリーともいわれます。毎日フルマラソンを走れば、それは疲れると思いませんか。