Netflix、Amazon プライム・ビデオ、Huluなど、気づけば世の中にあふれているネット動画配信サービス。時流に乗って利用してみたいけれど、「何を見たらいいかわからない」「配信のオリジナル番組は本当に面白いの?」という読者も多いのではないでしょうか。本記事ではそんな迷える読者のために、テレビ業界に詳しい長谷川朋子氏が「今見るべきネット動画」とその魅力を解説します。

リラックスできる注目株のエンタメコンテンツ

眠くなってしまう番組がNetflixにあります。その理由は「面白くない」からではなく、リラックスできて心地よいから。今、世界的に注目されている瞑想の手法をベースにした「マインドフルネス」をエンターテインメント化した番組がNetflixオリジナルの「ヘッドスペース」シリーズです。

eスポーツやオーディオコンテンツなどと並んで、バーチャルエンターテインメント市場のトレンドのひとつにマインドフルネスコンテンツがあります。今年4月にオンライン開催された世界最大級の国際コンテンツ見本市MIPTVのトレンドセッションでもマインドフルネスコンテンツが注目株として紹介されていました。

アメリカでは動画配信サービスHBO Maxから配信されている『A World of Calm』というタイトルのマインドフルネスコンテンツもあります。リラックスできる音楽と映像で静寂の世界へと誘い、没入感が味わえると評判です。しかも、キアヌ・リーブスやニコール・キッドマンなどハリウッドを代表する超豪華キャストのナレーション付き。個人的にはキアヌが囁いているかと思うと、雑念を消す自信がありませんが、基本的には肩の力を抜いて心を整えることを目的に作り出されたコンテンツです。

日本でも動画配信サービスで気軽に楽しめるマインドフルネスコンテンツとしてNetflixから提供されています。それが「ヘッドスペース」シリーズです。2021年1月1日に配信された『ヘッドスペースの瞑想ガイド』を皮切りに、『ヘッドスペースの睡眠ガイド』と『ヘッドスペースの安らぎガイド』を合わせた3本が現在揃っています。いずれも心落ち着く色彩を使ったアニメーションでマインドフルネスの世界観を表現し、初心者向けに、ただそこに座って再生ボタンを押すだけで、体験することができます。