7月にスタートしたテレビ東京系の番組『乃木坂に、越されました〜AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!』が、各方面で話題を集めています。

AKB48の現役メンバーたちが自らの現状や課題を、「2ちゃんねる」の創設者として知られる実業家のひろゆき(西村博之)氏にブツけ、共に解決策を見出していくという番組。

「世間からはオワコンと思われている」「自分たちには話題性がない」など、メンバーから飛び出す意見は自虐的ながら率直なもので、彼女たちの真剣さが伝わってくる一方、アイドルグループを続けていく難しさも垣間見られる点は、賛否を含みながら、ファンの間でもテレビ業界内でも注目されています。

そのAKB48を「越した側」とされている乃木坂46は、8月21日で結成からちょうど10年の節目となりました。今年だけで6名もの卒業(予定を含む)メンバーを出すなど、こちらはこちらで転換期を迎えていますが、グループそのものは依然好調さを持続。7月下旬からは「新メンバー(5期生)募集」が開始され、現在審査中。この後、オーディションを経て、12月には新メンバーが発表される予定となっています。

さて今回は、こうして様々に転換点を迎えている“女性アイドル”の、グループとして、個人としての芸能人生における寿命と、そのセカンドキャリアというテーマで考察してみたいと思います。

時代とともに変わる「アイドルの形」

かつて女性アイドルと言えば、山口百恵、松田聖子、中森明菜、小泉今日子、キャンディース、ピンク・レディーなどなど個人もしくは少人数で活動するものでしたが、現在ではこうしたアイドルは極わずか。ご承知の通り、近年は大所帯グループに所属しての活動が主流となっています。

ここで、現在に至るまでの流れを整理してみましょう。

“源流”となったのは、1985年に結成された「おニャン子クラブ」でしょう。生みの親はAKB48や乃木坂46と同じ、秋元康氏。社会現象となるほどの人気を博したものの、その活動期間はわずか2年6ヵ月! しかも、デビューから解散まで在籍したメンバーは1人だけという出入りの激しさもあいまって、アイドルグループとしての寿命は非常に短いものでした。振り返ってみると、秋元氏にとって大いなる実験の場だったのかもしれません。

この「おニャン子クラブ」の解散から10年後の1997年に誕生したのが、「モーニング娘。」です。