「ネットニュースっていつまで“世帯”視聴率を記事にするんやろう?その指標あんま関係ないねんけど。。。」「コア視聴率はスポンサー的にも局的にも世帯視聴率より今や重要な指標なんです。そのコア視聴率が3時間横並びでトップやんたんです。」(原文ママ)

上記は話題になった松本人志のツイートからの抜粋(6月14日)。このツイートで「コア視聴率」という言葉を知った人も多いだろう。「対象世帯のうち、その番組を見た世帯の割合」(=世帯視聴率)ではなく、「テレビ局が狙いたい人々=『コア層』の中で、その番組を見た人々の割合」という意味だ。

テレ東が狙う独特な「コア層」

マイナビニュースの記事「長寿番組相次ぎ終了、かまいたち躍進、早朝帯開発…民放キー局10月改編動向」(9月10日)によれば、各局の「コア層」の呼称と年齢設定は以下の通り。

  • ・日本テレビ:「コアターゲット」:13〜49歳
  • ・TBS:「新ファミリーコア」:4〜49歳
  • ・フジテレビ:「キー特性」:13〜49歳
  • ・テレビ朝日:「ファミリーターゲット」:13〜59歳
  • そんな中、この秋の改編に向けて、テレビ東京が設定した「コア層」も発表されたのだが、呼称が「テレ東コア」で、かつ、定義が「他局のように性別や年齢層で区切って視聴率の数値を出すものではなく、『テレ東が大好きであらゆる番組を毎週欠かさず見てくださるテレ東ファンの方々、テレ東マニア』」だというのだ。

    テレビ東京・大庭竹修編成部長の言葉――「今まで週に5時間見てた人に10時間見てもらえるような、どんどんファンを深くしていくことをやって視聴率につなげていければ。濃いファンを増やすことが一番いいのではないか」。

    私はこの記事を見てけっこう驚き、また、テレビ東京が、「テレ東」というブランドや「テレ東らしさ」で勝負しようとしている姿勢に、ある種の爽快感のようなものを抱いたのだ。

    また、その萌芽は、テレビ東京の最近の深夜ドラマに表れていると見たのである。とにかく面白く、個性的で――ちょっと「変」なのだ。