先日、テレビ放送の調査・測定を行うニホンモニターが『2021年テレビ番組出演本数ランキング』として、この1年で最もテレビに出演したタレント20人を発表しました。

1位には、出演530本でお笑いコンビ・バナナマンの設楽統が、2013年以来8年ぶりに返り咲き。2位は、お笑いコンビ・麒麟の川島明で486本。3位は昨年1位だった博多大吉(博多華丸・大吉)が478本という結果になっています。

トップ3を見てもお分かりの通り、いずれも月〜金のいわゆる「帯番組」のMCを務めている方ばかり。当然本数は稼げるワケですから、必ずしも実態を反映したものとは言えないようです。

この調査では俳優部門も発表されていますが、こちらの1位は136本出演の清原果耶、2位は131本の杉咲花となっており、いずれも調査期間にNHK朝の連続テレビ小説、通称“朝ドラ”のヒロインを務めた方。朝ドラも月〜金放送です。これだけで約120本がカウントされるワケですから、タレント部門以上に実態とかけ離れているようにも思います。

そこで、ドラマ制作に関わった経験のある筆者は、本当に今、売れている……もとい「ドラマの現場が求めている俳優」は誰なのかを調査してみようと思い立った次第。

ただし、ドラマの場合はバラエティと異なり、企画立ち上げから制作開始までが長く、キャスティングは放送の1年以上前なんてことも珍しくない(NHKの大河ドラマなどが典型例です)ため、調査期間を1年ではなく、少々長めに過去4年(2018年1月1日〜2021年12月31日までに放送された作品)に設定し、より現場が感じる“旬”と近いものにしてみました。

また昨今の視聴者事情も考慮し、地上波の連続ドラマに限らず、単発ドラマや、BS・CS・配信(アマゾンプライムやNetflixなど)のドラマもカウントすることに致します。勿論、本数は1作品=1本(例えば、朝ドラ1作に120回出演しても1本計算)としています。

では、あくまでも筆者独自の調査ですが、その結果=ドラマ出演本数の多かった俳優トップ20を発表してまいりましょう。

今現場求めている俳優11〜20位

まず、31本で小手伸也、橋本じゅん、前原滉、田中要次の4人が20位タイにランクイン。小手伸也は『SUITS』シリーズ(フジテレビ系/2018、2020年)の蟹江弁護士や、『TOKYOMER〜走る緊急救命室』(TBS系/2021年)の冬木副チーフなどが印象的でしたね。

橋本じゅんは、2021年の連ドラで大活躍。『恋はDeepに』(日本テレビ系)、『ゆるキャン△2』(テレビ東京系)、『桜の塔』『漂着者』(いずれもテレビ朝日系)、『♯家族募集します』(TBS系)と計5本に出演。特に4月クールは3本を掛け持ちしていました。