前回の記事(『「女性の生涯未婚率」東京を抜き1位の「意外な県」』)で、男女とも全国的に生涯未婚率(50歳時未婚率)が国勢調査史上最高値を出したことをお話ししました。

生涯未婚率が史上最高値ということは、さぞ未婚人口(未婚人口は15歳以上で見ます)も最大になったのだろうと思われるかもしれません。しかし、未婚人口そのものは5年前に比べて減少しています。これは、すでに日本の総人口が2008年をピークに減少し始めているためです。

新たに2020年統計で配偶関係別人口に算入された15〜19歳の若年人口は、2000〜2005年に誕生した少子化時代の子どもたちであり、その出生数は大きく減少したことは周知の事実です。同時に、未婚男性の死亡中央値年齢は早く約66歳ですので、高齢未婚男性人口もいち早く減少していきます(参考:『独身か有配偶かで異なる男女の「人生」の長さ』)。

未婚女性の人口も減少

2020年の未婚男性人口は約1584万人。5年前に比べて約49万人減です。これは未婚女性も同様で、2020年の約1265万人は、前回より約27万人減です。

日本において男女あわせた未婚人口がもっとも増大したのは、2000年の2988万人がピークでした。それ以降、出生数の減少に伴って未婚人口も減っています(未婚人口には離別・死別して独身となった人口および配偶関係不詳の人口は含みません)。

生涯未婚率が上がったとはいえ、男性でまだ25.7%程度であれば、まだまだ有配偶者のほうが多いとお考えになるかもしれません。

確かに高齢有配偶者も含めた比較ではそうなりますが、今後結婚や出産の見込みのある15〜49歳の年齢で比較すると(15〜49歳は合計特殊出生率計算対象年齢)、男性はすでに1995年に未婚が有配偶を上回っており、女性も2020年に両者の人口がもっとも接近しています。

女性もいずれ未婚が有配偶を抜くでしょう。男女あわせればもはや15〜49歳においては、未婚のほうがマジョリティとなっています。

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