累計55万ダウンロード以上(2021年9月)を誇る美容医療・整形の口コミ・予約アプリ「トリビュー」のユーザーの年齢分布は、20代が62%を占めるが、10代も12%と、30代(19%)に迫る勢いだ。

学校で友だちが手術を受けたことが口コミで広がって、クリニックを紹介し合って手術を受けるケースもある。小・中・高校生を当て込み、脱毛や二重手術の学割サービスを設けている美容外科クリニックも少なくない。

リクルート ホットペッパービューティアカデミーが調査したところ、15〜19歳(600人)で「ここ1年間で美容外科を利用した」と回答した人は2021年下期で9.0%。2019年下期の9.0%と同ポイントだが、2020年下期には9.5%にわずかとはいえ上がっている。

また「ここ1年間で医療脱毛を利用した」人は、2019年下期13.5%、2020年下期16.0%、2021年下期15.3%と2020年下期からは下がったものの全体としては増加傾向にある。「美容外科を自分自身がすることに抵抗感・違和感がありますか」という質問に対しては、46.5%が「抵抗感・違和感なし」と回答した。

国民生活センターによると、美容医療サービスの相談件数は全体でみると2015年度2092件、2020年度1951件と微減しているが、そのうち10〜20代の割合は2015年度の38%に対して、2020年度は46%と8ポイントも増加している(PIO-NETにみる「美容医療サービス」の相談件数)。

「美容」と「医療」の線引き難しい

開業医が組織している日本美容外科学会(JSAS)に、美容外科の低年齢化について学会での特別な指導やガイドラインを設けているのか質問したところ、次のような回答があった。

「通常の医療における手術同様、未成年者は保護者の同意書が必要です。それ以外に学会として特に小・中学生に対する応対などの指針は出していません。逆さまつげのようにすぐに処置しなければならない場合もあり、どこまでが美容でどこまでが医療か線引きが難しい。一般の診療と同様、年齢制限も設けられません」(JSAS事務局)