人事コンサルタントとして、1万人以上のビジネスパーソンの昇格面接や管理職研修を行い、300社以上の企業の評価・給与・育成などの人事全般に携わってきた西尾太氏による連載。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。

50代がリストラ時代を生き抜くために避けて通れないポイントは、若い世代から「老害」と思われないことです。

「50代はまだ老人じゃない」と思われるかもしれませんが、年齢は関係ありません。老害とは、自分より若い世代に迷惑をかけること。30代であっても、20代に迷惑をかけていれば「老害」と呼ばれます。

私が代表を務める総合人事コンサルティングのフォー・ノーツ株式会社では、全国のオフィスワーカー400人対象に「50代社員に関する意識調査」を実施しました。

評価する一方でネガティブな意見も…

50代の社員は今、20〜40代の社員からどのように思われているのか。20〜40代の社員たちに意見を聞いてみると、概して50代自身の自己評価より50代社員を評価しており、期待もしてくれていました。

一方でネガティブな意見も多くあり、次の3点が共通していました。

●何かを変えることに抵抗を示す
●周囲を不愉快にする
●給料に見合う活躍をしていない

会社にとっての老害の基準とは、「いないほうがいい」と思われることです。いないほうがいいと判断されれば、リストラの対象となります。上記の3つは老害の基準とも一致しています。それぞれ細かく見てみましょう。

新しいことをしようとしているのに、ネガティブな反応をして動こうとしない。ビジネス的には変えなくてはまずいのに、変えたがらない。デジタルツールに対応できない……。50代社員について、若手の管理職からよくこんな悩みを聞きます。

何かを変えることに抵抗を示すのは、50代によく見られる傾向の1つです。今回のアンケートでも、20〜40代の社員から次のような意見が多く寄せられました。