桜も散り、世の中はあっという間にGWの大型連休シーズンです。新型コロナの影響でここ数年行楽ムードが冷え込んでいましたが、今年は新幹線の予約が6割増というニュースが聞こえてくるなど、上手に感染症に対処しながら、行楽を楽しもうという方が多いようです。

そんな連休シーズンから、富士山麓では車で上がれる5合目までの車道が順次開通します。山頂までの登山道は開通しないにせよ、富士山の自然に触れ合うことができるようになります。

“山頂に登らずに楽しめる富士山の魅力”をテーマにガイドする目線から、今回はこの時期から気軽に楽しめる、富士山の5合目周辺の魅力を掘り下げてご紹介します。

山頂遠景(写真:筆者撮影)

そもそも「富士山5合目」とは?

富士登山シーズン中は、富士山の山頂への登山の拠点となる5合目。山頂へ登らないという方も、車で気軽にアクセスできることから、観光スポット的に富士山を楽しむために訪れたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

富士山には山梨、静岡の両県に合わせて4つの5合目に車道があります。山梨県側は登山客が最も多く利用する富士スバルライン5合目、静岡県側は富士宮口5合目、御殿場口新5合目、須走口5合目があり、いずれも車での乗り入れができます。

この5合目の標高は、それぞれで異なります。最も高い富士宮口で約2400m、最も低い御殿場口新5合目で標高約1450mと、およそ1000m近くもの隔たりがあります。一方で、5合目に共通するのは、植物が生育し、森が形成されることができるか否かの境目となる、“森林限界“付近にあるということです。