「今年3月下旬にまん延防止等重点措置が解除されたことを受け、婚活を再開しました。コロナの影響で、婚活も自粛していましたから」

そう語るのは、都内在住の40代男性。新型コロナウイルス(以下・コロナ)流行以前は、月に1〜2回程度、婚活イベントに参加していたそうだ。彼の言葉を借りれば、2020年3月からここ日本でも流行し始めたコロナの影響は、婚活にも大きな影響を及ぼしたといい、約2年間、足止めのような状況が続いたと振り返る。

「婚活パーティーやイベントは“密”になるということで自粛です。ホント、この2年でさらに婚期が遅れたと思うと……」

そう自嘲気味に話す彼は、その遅れを取り戻すべく、再び婚活に奔走していると笑う。

ようやく“脱コロナ”の兆しが見えてきた昨今。さまざまな業界が元通り……というわけにはいかないだろうが、コロナ前の状況を取り戻すべく動き出している。男性が話すように、婚活市場も同様だ。

しかし、2010年から結婚支援を目的に活動を行う一般社団法人日本婚活支援協会の代表理事を務める後藤幸喜さんは、「コロナによって婚活市場は激変しました」と明かす。

「コロナ禍で集客ができない、またオンライン化に対応できず廃業を余儀なくされた結婚相談所や事業転換を迫られた婚活事業者が全国で増えました」(後藤さん)

コロナ前は若いお見合い希望者が増加

少し時計の針を巻き戻そう。コロナ以前は、婚活市場は二極化の傾向にあったという。

一時期ブームとなった街コンの人気に陰りが見える一方で、お見合いを求める20代、30代が増加。多いときは、後藤さんは月に30〜40ほどのお見合いをセッティングしていたそうだ。お見合いを希望する若い世代が多い理由は何だったのか?

「国立人口社会保障・人口問題研究所によると、恋愛結婚の場合、出会いから結婚まで約4.3年かかると言われています。また、第1子が生まれるまでに2.3年かかるというデータもある。交際から結婚、そして出産までを考慮すると約7年かかるため、恋愛期間を短縮して早めに結婚・出産(子育て)を経験したいという人が増えていました」(後藤さん)