暑い日が続く中、外出先で喉が渇き飲料を購入し、その場で飲み終わった容器を付近の回収ボックスに入れる。読者の皆さんは、このように外出先で廃棄物を出した経験が一度はあるだろう。

廃棄物処理法上、外出先でごみ箱や回収ボックスに排出される廃棄物は、それらを設置した事業者が排出した事業系の一般廃棄物か産業廃棄物とみなされる(参照:『在宅勤務のごみを「家庭ごみとして出す」深刻問題』)。

外出先でペットボトルを排出した場合の責任者は?

つまり、外出先でペットボトルを排出すると、その回収ボックスを設置した者が排出した産業廃棄物として扱われるため、その設置者が責任をもって処分しなければならない。

外出先で排出したごみの廃棄物処理法上の位置づけ(出所)東京二十三区清掃一部事務組合「ごみれぽ23 2021年」、2020年、35頁。赤枠は筆者が加筆

家庭で飲料を飲んだ後に出る容器のごみは地方自治体が定める排出方法にて出さなければならないため、指定された曜日まで自宅に保管しておき、ルールに沿って集積所に出すようになる。

しかし、外出先なら回収ボックスに入れるだけでいいため、その手軽さからか、適当になりがちだ。

それに加え、排出方法を細かく注意する人がその場にはいないため、容器に煙草の吸殻を入れたり、飲食時に出たプラスチック包装やごみ袋なども飲料とともに収集ボックスに入れたり、飲料容器以外も一緒くたにして排出している状況も見かける。

飲料を飲み終わり容器を回収ボックスに入れた瞬間、私たちのその容器への関心はまったくと言っていいほど薄れる。それらがその後どう処理されるかはまったく気にせず、その場を後にする。