こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

マミーギルトという言葉をご存知でしょうか。母親が子どもや家族に対して、罪悪感を覚えることを指します。仕事をしているから「子どもと過ごす時間が少ない」「子どもがいうことを聞かないのは私のせいなのでは」「疲れているので、買ってきた総菜で済ませることが多い」。そのことで、母親失格なのではないかと悩まれている方はとても多くいます。

コロナ禍で深まる家族の在り方

共働きの家庭が増え、母親が仕事を持つことはスタンダードになりつつあります。生活環境が変化しているにもかかわらず、「子どもは、十分な時間と手をかけて母親が育てるべき」という思考の呪縛から逃れられないのです。

そして、コロナ禍でそれはさらに深まっています。

時代は変わって意識も変化はありますが、性別役割分担意識の影響は強く残っています。専業主婦が誕生した大正時代の育児書には「子育ては母親が1人ですべき」と説かれています。その後、長きにわたり、男性は仕事、女性は育児や介護という役割を担う考え方が浸透し、家事や育児が女性の責務になりました。ジェンダーの問題が取り上げられ、より多様性を認められる世の中になっても、実はこの考え方が多くの母親を苦しめています。実際の相談の中でも、家庭内でトラブルが起きると「私(母親)が働いているせいだ」と自責の念を語る方が多いのです。