まもなく年の瀬が来る。が、しみじみしている場合ではない。それは光熱費高騰シーズンの到来を意味するからだ。

言わずもがな、2022年はエネルギー高の1年となった。昨年からじわじわ上がっていたとはいえ、2021年11月の電気代は平均モデル家庭で7371円だったところ、2022年は11月12月とも9126円となる(東京電力管内、従量電灯B・30Aで使用電力量260kWh、口座振替ありの場合)。

電気だけではない。ガス代も相当高くなった。2021年11月では4935円だったのが、今年11月は6461円に(東京ガス・東京方面の標準家庭。使用量30㎥、口座振替なしの場合)。むろんLPガスも同じ状況だ。電気もガスも上がりこそすれ、下がる気配がない。

さらに、電力会社がいわゆる規制料金(電力自由化以降プランではない従来型料金)の値上げに踏み切る動きが高まっており、来年以降もっと上がっておかしくない。

いくら値上げがつらくとも、電気・ガスを使わないわけにはいかない。生活防衛のためには、とにかくムダなエネルギー消費を減らすのが肝心だ。「光熱費節約の四原則」を参考に普段の暮らしを振り返ってみてほしい。

光熱費節約の四原則

1 暖めたものは冷まさない

資源エネルギー庁「エネルギー白書2022年」によると、われわれが家庭で使うエネルギーの内訳は、暖房(25.1%)と給湯(27.8%)とで5割強を占める(数字は2020年度)。冬はこの2つの消費が特に増えるが、どちらも「熱」がポイントだ。

暖房にしろ、給湯にしろ、一定の温度まで上げるためには電気なりガスなり灯油なりのエネルギーを使う。しかし、せっかく暖めたものが冷めれば、再びエネルギーを使って温度を上げなくてはいけない。省エネのためには、暖めたものの温度を下げない工夫が大事だ。

暖房で温まった空気を冷やす大敵は、部屋の窓だ。外気と接している窓は周囲の空気を冷やしてしまう。古い家では窓から風が入ってくることもある。室温をなるべく下げないためには窓対策が肝心というわけだ。