妻が遺したレシピ帳によるグルメ復活劇!

夫は悲しみの底から甦る。

妻の料理を作って食べることで──。

気難しく人付き合いが苦手な時代小説作家・米蔵は、妻に先立たれ生きる気力を無くしていた。

だが、「作品を完成させる」という妻との約束を思い出し、遺されたレシピ帳で妻の料理を作り、食し、復活していく。

『米蔵夫婦のレシピ帳』(小学館)より抜粋してお届けします。

著者:片山 ユキヲ