数字で見ると説得力ありますね。

 IATA(国際航空運送協会)は現地時間2020年10月8日(木)、航空旅行に関連すると考えられる新型コロナウイルスの報告事例を発表。2020年初頭からの総乗客数が約12億人だったのに対し、確定例、高度疑い例、潜在例を含む感染例は44件といいます。

 IATAのメディカルアドバイザー、デヴィッド・パウエル博士によると、この数字は「2700万人に1件」とのこと。「この数字が低く見積もりすぎているとして、90%の事例が未報告だとしても、270万人に1件です。極めて安心できる数字だと考えます。さらに、公表事例の大多数は、機内でのマスク着用が浸透する前に発生したものです」とコメントしています。

 旅客機は、短時間(2分から3分)で空気が入れ替われるほか、循環空気はHEPAフィルターでろ過。空気の流れは天井から床方向で、座席の背もたれが「壁」になることで、機内での感染リスクを効果的に減少しているといいます。また、マスク着用が加わったことで感染防止策が強化され、ほかのほとんどの屋内環境と比較して、客室内で近接して着席することはより安全としています。

 航空機メーカーでも「機内での感染リスク」についての研究が進められ、ボーイングは「空気中に浮遊する粒子数に基づくと、機内で隣り合って座る乗客は、典型的な屋内環境で2m以上離れて立っているのと同じ状況」とコメント。エアバスも「地上で他人から1.8m離れていることと同じ安全性」としています。

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