ANAの国内線拠点、羽田空港第2ターミナルにある便利アイテムの「自動手荷物預け機」が、期間限定で1台だけ、ほかのものとは違う仕様になっています。コロナ禍にもマッチしたタッチレス式預け機、どういったものなのかを見てきました。

11月27日まで試験運用

 ANA(全日空)の国内線拠点である羽田空港第2ターミナル。この出発フロアは、自動手荷物預け機「ANA バゲージドロップ(ANA Baggage Drop)」がずらりと並んでいるのが特徴です。

 この「ANA バゲージドロップ」は、国内のいわゆる主要空港に配置されているもので、地上係員を介さず、利用者が案内に従って画面を操作するだけで、受託手荷物を預けられる優れもの。預け時間を大幅に短縮できることはもちろん、人の手の介在数も減ることから、新型コロナウイルス感染拡大下の衛生対策向上にもつながります。

 その「ANA バゲージドロップ」のうち1台が、特別仕様に変更され2020年11月9日(月)から27日(金)までの3週間、期間限定で導入されています。これは利用者が画面を直接触れずに操作できる「タッチレス」仕様のもので、11日(水)に報道陣に対して仕様が公開されています。

 タッチレス式の「ANA バゲージドロップ」は、タッチパネルに赤外線センサーをかぶせたもので、そのゾーン内で指を動かすことにより、手荷物を預けるための操作ができます。ANAによると、新型コロナ禍における「非接触の取り組み」の一環として9月ごろから計画されたものだそう。同社はこのテストで、通常のものと同じように操作ができるか、使いやすさなどの品質が確保できるかなどを、データを中心にチェックするといいます。

「ANAではコロナ禍でもこれまで通りの安心をしっかりお届けしたいというのと、お客様側から非接触で済ませたいニーズ、両面があって今回の試験導入に至りました。データによる検証ももちろんですが、お客さまからの声もなんらかの方法で集められればとも考えています」(ANA空港センター旅客サービス部 林 剛史 サービス開発チームマネージャー)

 なお、このタッチレス式の「ANA バゲージドロップ」は、羽田空港の「保安検査場A」の右横にある15台のうち、左から2番目のもの。画面の縁が盛り上がっているのが特徴です。