新型コロナの話題が1年を通して猛威を振るった2020年ですが、乗りものに関しても様々なニュースがありました。その中でもTwitterで最も注目されたニュースは何だったのでしょうか。

Twitterで最も「いいね」されたニュースは

 2020年も残りわずかとなりました。新型コロナの話題が一年を通してニュースを猛威を振るった一方、乗りものに関しても、悲喜こもごものニュースがありました。その中で、乗りものニュース公式Twitterにて、多くの「いいね」が付き注目された5つのトピックを振り返っていきます。なお、いいね数は12月23日現在のものです。

としまえん閉園

 今年8月31日に閉園した遊園地「としまえん」。閉園の決定を報じる6月12日の記事のツイートが7973いいねと、今年の最大数を記録しました。

 としまえんは1926(大正15)年に開園。施設は西武鉄道グループが所有し、園内にあったメリーゴーラウンド「カルーセルエルドラド」は遊戯施設として日本最古、世界的に見ても最古級のものでした。

 としまえんの跡地利用については今年8月に、ワーナー ブラザース ジャパン合同会社、西武鉄道、伊藤忠商事、芙蓉総合リースの4者が契約を締結。「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐メイキング・オブ ハリー・ポッター」の建設が予定されています。映画『ハリー・ポッター』シリーズで使用された衣装や小道具などが室内展示され、その世界観を楽しめるテーマパークとなる予定です。

東急「青ガエル」渋谷を去る

 今年8月3日、渋谷ハチ公前広場で観光案内所として親しまれていた「青ガエル」が秋田県大館市へ移設されました。移設の決定を報じる2月9日の記事のツイートは2307いいね、移設完了を報じる8月3日当日の速報記事のツイートは5478いいねを記録し、人々の関心の高さをうかがわせました。

 丸みを帯びた下ぶくれの前面形状で親しまれた、東急の旧5000系電車、通称「青ガエル」。引退後、上田交通(現・上田電鉄)での「第二の人生」を送ったのち、再び東急の元に帰還。往時の緑色の塗色に戻ったあと渋谷区に譲渡され、2006(平成18)年から14年間、渋谷駅前にて保存されていました。

 大館市では、補修作業を経たのち2021年3月中旬から、観光交流施設「秋田犬の里」にて「第四の人生」がスタートする予定です。

どこでもドアきっぷ、ぷらっとのぞみ発売

 2020年はコロナ禍で落ち込んだ旅行需要を再喚起すべく、さまざまな企画きっぷが新たに発売された年でもありました。その中でも注目を集めたのが「どこでもドアきっぷ」「ぷらっとのぞみ」です。発売決定を報じる記事のツイートはそれぞれ、4138いいね、2255いいねとなりました。

「どこでもドアきっぷ」はJR西日本、JR四国、JR九州が共同で発売。3社所属の新幹線・特急列車・普通列車が土休日3日間乗り放題のプランが1万8000円と破格の値段で、人気を博しました。

「ぷらっとのぞみ」は、人気の「ぷらっとこだま」に続いて、JR東海ツアーズが発売を開始した旅行商品です。出発3日までにネット申込を行うことで、東京・品川〜新大阪間では1万2700円(通常期、普通車指定席)と、通常料金よりも2000円お得。ドリンク引換券もついてきます。

 その他にも、特急も利用可能な「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」(JR北海道、6日間で12000円)、「四国満喫きっぷスペシャル」(JR四国、3日間で8000円)をはじめ、例年よりもお得な乗り放題きっぷが利用できた年となりました。

ミリタリー系記事でも注目のトピックが

 ミリタリー系記事でも多くのいいねを集めた記事がありました。

新型潜水艦「たいげい」、新型護衛艦「くまの」進水

 10月14日、防衛省が新規建造した潜水艦「たいげい」の進水式が行われました。つづく11月19日には、同じく新規建造の護衛艦「くまの」の進水式も行われました。記事のツイートにはそれぞれ2632件、1890件のいいねが付きました。

 潜水艦「たいげい」は全長84.0m、幅9.1m、深さ10.4m、基準排水量3000t、乗員は約70名。前型の「そうりゅう型潜水艦」の基本スペックをほぼ踏襲した形です。

 護衛艦「くまの」は全長133.0m、幅16.3m、深さ9.0m、喫水4.7m、基準排水量は3900トンで、乗員数は約90名。従来の護衛艦と比べて、平時の警戒監視や、対機雷戦などにも対応できる能力強化が図られています。

「たいげい」「くまの」とも今後は、設備工事や各種試験を実施したのち、2022年3月に引き渡しの予定です。

「現美新幹線」運行終了

 12月19日、現代美術をテーマにした上越新幹線の列車「現美(げんび)新幹線」が運行を終了しました。

 現美新幹線は2016年4月に運転を開始。「とき」として、土休日を中心に越後湯沢〜新潟間を1日3往復しています。車両は秋田新幹線「こまち」用のE3系電車を改造したもので、外観デザインは写真家で映画監督の蜷川実花さんが担当しました。黒い6両編成の車体に新潟・長岡の花火が大きく描き出されています。「世界最速の芸術鑑賞」をうたい、車内では美術館のように芸術作品を鑑賞できました。

 斬新でスタイリッシュな外装はファンに人気を博しましたが、惜しくも運行終了。発表を伝える記事のツイートには1143件のいいねが付きました。

※一部修正しました(12月31日11時40分)。