初の日系人名が由来の軍艦が就役を迎えそうです。

 アメリカ海軍太平洋艦隊は2020年12月29日(火)、アメリカ東海岸北部のメイン州にあるバス鉄工所で艤装中のイージス駆逐艦「ダニエル・イノウエ」(DDG118)が、すべての海上公試を正常に終わらせたと発表しました。

 これにより、同艦は2021年初頭に海軍が行う最終検査を受け、問題ないと判断されれば、2021年前半にアメリカ軍艦として就役する予定です。

「ダニエル・イノウエ」は、アーレイバーク級イージス駆逐艦の68番艦として、2018年5月14日に起工、2019年10月27日に進水しました。

 同艦は原型、いわゆるフライトIといわれる初期建造艦と比べて、多くの改良が施されたフライトIIAと呼ばれるタイプに属します。イージスシステムは最新型の「ベースライン9」を搭載、優れた艦隊防空能力以外にも弾道ミサイル対処能力が向上しているのが特徴です。

 なお、艦名は2012(平成24)年に亡くなった元アメリカ合衆国上院仮議長、ダニエル・イノウエ氏にちなんだもので、旧日本海軍や海上自衛隊には人名由来の艦名を持つ艦船はないため、同艦は日本人を含む初の日系の人名が付いた戦闘艦艇になります。