20年ぶり大工事で「見た目」も「中身」も変わりました!

道路の「床版」取り替えで長寿命化!

 阪神高速道路は2021年2月2日(火)、昨年11月に実施した「1号環状線リニューアル工事2020南行」について、リニューアル後の様子を発表しました。

 阪神高速のみならず、大阪の道路交通の心臓部ともいえる1号環状線を「南行き」「北行き」に分けたうえで、南行き(梅田〜夕陽丘)を2020年11月の10日間、終日通行止めにしてリニューアル工事が行われました。環状線の通行止め工事は約20年ぶり。なお、環状線に接続する12号守口線の一部区間(南森町・扇町付近)は、さらに7日間通行止めで工事が行われています。

 今回の工事では、舗装が載る道路の床板部分にあたる床版(しょうばん)を、新しい超高強度繊維補強コンクリート床版に取り替えるなどして長寿命化を図ったといいます。これは、阪神高速道路の本線では初めての床版取り替えだったそうです。

 また環状線の全区間において、雨天時でも視認性の高い排水性舗装や、カーブ区間でもすべりにくい密粒度ギャップ舗装などが施工され、安全性も向上したとのこと。橋のつなぎ目である伸縮継手(ジョイント)の撤去、あるいは更新を行うことで、走行性の向上や沿道環境の改善も図ったということです。

 ドライバーの眼につくポイントとしては、方面案内が分かりやすくなるよう案内標識のレイアウトを全面的に見直したほか、分岐する路線のルートマークの色を反転(白地に緑数字)させ、分岐路線の案内をより注目されやすくしたそう。出口やJCTの分岐が連続する環状線ならではの誤分岐対策が図られました。

 また、一部の出口は誤退出防止のため、青色のカラー舗装を施工して本線との境界を明確化、出口案内標識にも同色の表示を取り入れたといいます。

 やはり規制区間付近や、その周辺の一般道では渋滞も発生したものの、6号大和川線や近畿道といった外周部の迂回路は交通量が増加したそうです。阪神高速は、「次年度実施予定の1号環状線リニューアル工事2021北行では、広報計画・沿道対策をさらに改善してまいります」としています。