21世紀バージョンの「コンコルド計画」みたい!

2028年の実用化を目指す

 100席以下の地域間輸送用旅客機「リージョナルジェット」を中心に、航空機リース事業などを手掛けるイギリスのファルコ(Falko)は、現地時間2021年3月17日(水)、ハイブリッド電気駆動のリージョナルジェットを設計する同国のスタートアップ「EAG(Electric Aviation Group)」へ、投資したと発表しました。

 EAGは、2020年に「世界初の70席以上のハイブリッド電気旅客機」と開発計画を発表。「HERA」と名付けられたこの4発ターボプロップ機は、2028年の実用化を目指しています。同社によると「完全なるイギリス製」というのもポイントで、実現すれば「航空会社の収益の可能性を広げられる」機体といいます。

 HERAは、ハイブリッド化により二酸化炭素排出量が大幅に削減されることはもちろんのこと、独自のギア(脚)アシスト離陸滑走システムを採用することで、1200mの滑走路でも離陸できる高い短距離離着陸(STOL)性能を持つほか、「ささやくような」低騒音性を持ち合わせるとのこと。また、独自のエネルギー回生システムを用いることで、着陸時にバッテリーを充電せず、ターンアラウンドタイム(到着から出発までの時間)を短縮できるとしています。

 ファルコは今回の投資について「発達段階のEAGプロジェクトをサポートできることは、とても興奮している」といった趣旨のコメントを発表しています。