日産が新型クロスオーバーEV「アリア」の日本専用特別限定車「アリアlimited」を初披露。同社初の技術を満載した「英知を宿すモンスター」がいよいよ登場します。

新開発の4輪制御技術「e-4ORCE」を採用

 日産は2021年6月4日(金)、新型クロスオーバーEV(電気自動車)「アリア」の日本専用特別限定車「アリアlimited」を発表。さらに予約注文の受付を開始しました。

「英知を宿すモンスター。」をキャッチコピーとするアリアは、新開発の4輪制御技術「e-4ORCE」を採用。前後2基の電気モーターや、4輪のブレーキを個別に制御することで、加減速時の車体の揺れを減らしたり、滑らかで心地よいハンドリングをサポートしたりします。日産執行役副社長の星野朝子さんは披露イベントで「乗る人を虜(とりこ)にする」「日産初の技術が満載」と強調します。

 先進運転支援システム「プロパイロット2.0」や「プロパイロット リモート パーキング」も搭載。高速道路のクルージング「ハンズオフ」ドライブや、狭い駐車スペースなどでの必要な操作支援などに対応します。

 車体は、重量物であるバッテリーを車体中央に配置し、低重心かつ前後の重量配分が均等になるように設計。また、「リーフ」に採用されたe-Pedalも搭載しており、アクセルペダルの踏み加減を調整するだけで発進・加速とともに減速もコントロールできます。

 日本で発売されるアリアは、66kWhバッテリー搭載車(B6)の2WDとe-4ORCE(4WD)、91kWhバッテリー搭載車(B9)の2WDとe-4ORCE(4WD)の4グレードそれぞれにlimitedを設定。B6・2WDのlimitedは今冬から、その後その他モデルが発売予定です。また、日本以外の世界市場でも、今後、予約注文が開始されます。

 外観は、シンプルでありながら力強く、かつモダンな表現で「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」をデザインに反映したといいます。グリル部分は、スモークがかったパネル(シールド)でカバーし、その中には日本の伝統的な組子パターンを立体的に表現。シールド中央にある日産ロゴは、LEDで光ります。

 ボディカラーは、9種類のツートーンと5種類のモノトーンをラインナップ(仕向地によって異なる)。「暁(あかつき)」と呼ばれるカッパー(銅)とブラックのツートーンカラーは、夜が明け太陽が昇る瞬間をイメージし、新しい一日の始まりを表現しています。

 limitedは2色の限定2トーン(バーガンディー/ミッドナイトブラック、シェルブロンド/ミッドナイトブラック)をはじめ全5色がラインアップされます。

 アルミホイールは19インチと20インチです(グレード別設定)。

 内装は、「間(ま)」をキーワードとしてデザイン。新開発のEV専用プラットフォームは、フラットで広々したフロアを実現するとともに、従来室内に配置されていた空調ユニットをモータールームに配置することで、CセグメントのボディサイズでありながらDセグメント並みの広い室内空間を確保。さらに遮音材を多く用いることで高い静粛性を実現しています。専用のサウンドシステム「BOSE Premium Sound System&10スピーカー」を標準装備し、まるでコンサート会場にいるような臨場感を体感できるといいます。

 ダッシュボードは、クルマの電源を入れるとアイコンが浮かび上がります。従来のような物理スイッチはありません。アイコンは単なるタッチセンサーではなく、運転中でも操作感が分かるように振動するハプティクススイッチになっています。センターコンソールには、Qi規格のワイヤレス充電器が搭載されています。

 limited専用の装備としては、専用色19インチアルミホイールカバーや、キッキングプレート(ARIYAロゴ付LED)をフロントとリヤドアに設定。また「枯山水」をモチーフとしたlimited専用色フロアカーペットも用意されます。

 航続距離は2WD・91kWhモデルで最大610kmです。

 最高出力は290kW、最大トルクは600Nm、0-100km/h加速は5.1秒(いずれもe-4ORCE・91kWhモデル)。全長4595mm×全幅1850mm×全高1655mm、ホイールベースは2775mm、重量は1900〜2200kgです。

 limitedの価格(消費税込み)は、660万円から790万200円。limited発売後に販売を開始するアリア標準車の実質購入価格(補助金を差し引く)は、およそ500万円からとなる予定です。

 日産は、予約注文開始にあたり、世界共通のアリア予約専用サイトを開設。購入検討、注文、商談、会員限定イベントなどをオンラインで対応するとしています。