ラストフライトからあっという間でしたね…。

飛行時間は約3万3097時間

 ANA(全日空)で使用されていたボーイング737-700「JA06AN」が、2021年7月6日(火)、退役にともなうフェリーフライト(回航)のため羽田空港を出発しました。これで、ANAのボーイング737-700は、すべての機体が日本を離れたことになります。

 ANAのボーイング737-700は、2005(平成17)年に導入され約16年間運航されたのち、2021年6月27日(日)の岡山発羽田行きのNH654便をもって全機が退役しました。

 同機は、現在のANAの主力機のひとつ、737-800の姉妹機にあたりますが、-800より約6m胴体が短いのが特徴です。同社の737-700の座席数は120席。ジェット旅客機としては比較的小型ながらも就航範囲は広く、「ほぼ国内すべての空港を飛び回ってきた」(ANA)ほか、国際線へも導入された実績を持ちます。

 今回離日した「JA06AN」は、2006(平成18)年8月に関西〜沖縄線でデビュー。これまでの飛行時間は約3万3097時間、着陸回数は2万2084サイクルにも上ります。同機の商用ラストフライトは、先述の6月27日のNH654便。つまり、ANAの737-700自体のラストフライトを担当した機となります。

「最後のフライトを任せてもらえて大変光栄です。コイツ(JA06AN)もまだまだ飛べるのに、飛びたかったろうに――という思いはありますが、性能を最大限活かしてフライト納めをしたいなと思います。ANAグループのなかには、この飛行機で初めて国際線を飛んだパイロットもたくさんいるでしょうし、本当にこの機に鍛えられた、育てられたという思い出があります」(回航を担当したパイロット)

 フェリーフライトは、羽田空港を午前10時30分ごろ離陸。離陸時のJA06ANは、大きく左右に翼を降って、日本に別れを告げました。ANAによると、今後は米アラスカのアンカレッジを経由したのち、カリフォルニアのビクタービルに向かう予定とのことです。