「東京2020オリンピック・パラリンピック大会」を直前に控え、JALが3機目となる「東京2020大会」の特別塗装機をデビューさせます。今回は次世代フラッグシップであるエアバスA350-900が担当。デザインの特徴は、同社のトレードマークが初めて「金色」になったことです。

これまで2機が就航した「みんなのJAL2020ジェット」

 JAL(日本航空)が、2021年7月20日(火)から、特別塗装機「みんなのJAL2020ジェット」3号機の運航を開始します。23日(金)に開会式が行われる「東京2020オリンピック・パラリンピック大会」を直前に控え、「東京2020大会」のオフィシャルエアラインパートナーである同社が、その機運を高めるため就航させるものです。

 JALでは、これまで東京2020大会に向け、2機の特別塗装機をデビューさせました。2019年4月にボーイング777-200型機(機番:JA773J)が1号機となり(2021年3月末に退役済)。ついで2019年7月、ボーイング767-300ER型機(機番:JA601J)が2号機となりました。

 今回の3号機は、JALが導入を進めている国内線次世代フラッグシップ、エアバスA350-900(機番:JA06XJ)が担当します。当初の予定では、3号機は2020年春に就航する計画でしたが、新型コロナウイルス感染拡大にともなう大会延期により、導入延期に。開会式直前に合わせたデビューとなりました。

3号機のド派手デザイン実現までの経緯とは

「みんなのJAL2020ジェット」3号機のデザインにおける最大の特徴は、JALのトレードマークである「鶴丸」が金色になっていることでしょう。企画担当者は、「初めての試みだった」と話します。胴体を見渡すと、JALがサポートしているアスリート16人が描かれています。そしてそのアスリートをリボンでつなぐように、金色の線が胴体全体に広がるといったデザインです。企画担当者は「アスリートはもちろん、日本中の皆さまを応援し、明るい未来への希望をつないでいきたい」とそのデザインのコンセプトを話します。

 この特別塗装をまとうのに要した作業時間は約2週間で、使用したデカールの枚数は224枚。とくに「鶴丸部分の色を変えることはこれまでなかったので、尾翼部分の作業はとくに苦労した」と企画担当者は話します。

 この特別塗装機は、20日12時30分羽田発、新千歳行きのJL515便からデビューを予定しています。このデザインでの就航は2021年11月末までの予定とのことで、羽田〜千歳、福岡、那覇といった国内幹線や、伊丹〜沖縄線などで導入される予定です。

 初便となるJL515便では、特別塗装を施した手荷物運搬用のトーイングトラクターとコンテナが用意され、貨物が積み込まれるほか、今後は、特別デザインの紙コップでドリンクサービスが提供されます。