初飛行から16年、欧州製2階建て旅客機が生産を終えます。

A380の最大カスタマー向け最後のA380

 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに本拠を構えるエミレーツ航空は、2021年9月1日(水)、航空機メーカーのエアバスからまだ引き渡されていないA380型機3機について、11月にすべて受領すると発表しました。この3機は当初、2022年6月に受領する予定だったもので、前倒しで納入されることが決まったといいます。

 11月に受領するの3機は、シート構成が「ファーストクラス」「ビジネスクラス」「プレミアムエコノミー」「エコノミークラス」の4種類ある新仕様機であり、引き渡しによってエミレーツ航空が保有するA380型機の総数は118機に達し、うち6機は4種のシート構成をとる新型となります。

 エミレーツ航空では2021年9月現在、4種のシート構成をとるA380は、ドバイとヒースロー空港(ロンドン)およびシャルル・ド・ゴール空港(パリ)を結ぶ路線で運航しています。

 A380は、2005(平成17)年4月27日に初飛行に成功した総2階建ての超大型機で、エミレーツ航空のほか、ANA(全日空)やシンガポール航空、中国南方航空、ブリティッシュ・エアウェイズで運用されています。総生産数は251機、エアバスはうち248機をすでに納入済みであり、引き渡しが済んでいないのはエミレーツ航空向けの上述した3機のみという状況です。

 すでにエアバスはA380型機の生産を年内で終了すると発表しており、2007年の引き渡し開始から14年で納入を終えることになります。