ベース車体は米ロ共同開発のSUVかも?

兵士3名、荷物0.6tを積載可能な軍用四駆

 ロシア国防省は2021年9月12日(日)、大規模実働演習「Запад-2021(Zapad2021)」において、ロシア空挺軍ウリヤノフスク空挺部隊が採用したばかりの新型軽4輪バギー「Сармат-2(Sarmat2)」を、テストを兼ねて投入したと発表しました。

「Сармат-2」は車重約2t、出力105馬力のエンジンを搭載し、路上であれば最高速度130km/hを出せるそう。乗車人員は3名で、最大積載能力は600kg、ルーフには360度旋回する銃座が設けられており、ここに12.7mm重機関銃や自動てき弾発射機(オートマチック・グレネードランチャー)などを備えることが可能だといいます。

 車重が軽いため、ヘリコプターによる空輸が可能であり、海抜3000mあまりの山岳地帯でも使用することができるそう。また設計がシンプルで、かつ整備性に優れ、複雑なコンポーネントを用いていない点がメリットだと説明しています。

 なお一部報道によると、ベース車体はロシア国内で市販されているSUV「VAZ 2123」とのこと。このクルマは、ロシア最大の自動車メーカーAvtoVAZ(アフトヴァーズ)が、アメリカの自動車メーカーGM(ゼネラルモータース)と共同で設立したGM-AvtoVAZで生産される4輪駆動車で、「ラーダ・二―ヴァII」や「シボレー・ニーヴァ」の名称でも知られるものです。

 市販車の技術がフィードバックされることで、高い信頼性や整備性を獲得しているのかもしれません。