自称「ミリオタ」女子がふとしたきっかけで自衛官と付き合うことに。しかし、彼に嫌われないよう最初は自らの嗜好を封印していたそう。カミングアウトしたときの彼の返答と本心はいかに。

オタバレして嫌われたくない乙女心の葛藤

 私(たいらさおり:漫画家/デザイナー)の夫、やこさんは海上自衛官です。そして私は海上自衛隊(海自)オタク。本来、オタクという“生き物”は萌え対象に悟られないようにして日々を生きていますが、うっかりお付き合いしてしまった相手が萌え対象でした。

 当時はどうオタク趣味を隠そうか必死で、やこさんの仕事の付き合いで基地へ行っても「わあ、大きなフネがいっぱいだね(棒読み)」、金曜日にカレーを食べたいと言われても「カレーって美味しいよね(棒読み)」。

 心の中では、海上自衛官は長い航海で曜日感覚を忘れないため金曜日にカレーを食べるという風習があることを理解しているのですが、知らないふりをしなければなりません。だってバレたら引かれそう……。

 しかしそんな心配も杞憂に終わりました。ある日、どうしても耐えられずに海自オタであることを打ち明けたところ「専門用語が通じるならもっと早く言って欲しかった」と言われたのです。まさかの展開……。

 自衛隊は一般人に理解されにくい特殊な仕事のため、隊内、いわゆる「中の人」たちは一般人にわかりやすく説明するのに日頃から苦労しているそう。専門用語が通じるなら、そして自分の仕事に興味を持ってくれているのならば話は早いということなのです。さすが効率重視の自衛官らしい発想です。

 ちなみに、やこさんは「仕事に興味を持ってくれているのなら入隊を勧めようかな」と、私を隊員にしようと思っていたらしいです。つい勧誘しそうになるのも自衛官ならでは、でしょうか。