滑走路上で実機使っての訓練、緊迫感が違います。

滑走路を閉鎖しジェット機使って訓練

 東北随一の利用客数を誇る仙台空港において2021年10月14日(木)、実際の滑走路と現役のジェット旅客機を用いての事故対処総合訓練が行われました。

 これは、万一事故が起きた際、被害を低減するために、空港関係者が緊密に連携し、消火活動や救出救助活動、救急医療活動などの対応力向上を図る目的で行われたもので、消防や警察、航空会社や空港内事業所、国土交通省仙台空港事務所のほか、自衛隊や医療機関などから人員約160名、車両約30台、ヘリコプター3機が訓練に参加しました。

 訓練は、仙台空港に着陸しようと滑走路に進入した70人乗りの旅客機が、前輪が出ないため、胴体着陸を決行、接地後に機体から出火したとの想定で行われ、空港消防が出動し、消火作業にあたる間、周辺自治体の消防が応援で駆け付け、消火活動を援護するとともに救護所を開設し、トリアージを行って重傷者についてはドクターヘリで搬送するというものでした。

 仙台空港を運営する仙台国際空港株式会社によると、このような航空機事故を想定した訓練は2年に一度行われているとのこと。なお、同社代表取締役の鳥羽明門社長は訓練について「航空機事故は起こるべきではない、決して起こってほしくはないものであるものの、現実的にはいつか起きてしまうものであるという認識を持ち、万一の際には万全の体制でもって被害を最小限に抑えるということに全力を尽くすために、こういった訓練を重ねていきたい」と述べていました。