26年前の12月25日、京阪の3000系電車の「ダブルデッカー車両」が営業運転を開始しました。

当初は中間車を改造

 1995(平成7)年の12月25日。京阪では初となる2階建て車両が営業運転を開始しました。

 この日デビューした最初の車両は、3000系の中間車を改造したもの。特急料金やグリーン料金などの特別料金が不要で、1992(平成4)年にデビューしたJRの215系電車と並んで「無料で乗れる2階建て車両」として人気を博しました。

 その後、1997(平成9)年に当時の特急用の新型車両である8000系にも、ダブルデッカー車を増結。8両編成となって収容人数を増加させました。

 京阪ではダブルデッカー以外にも、車内にテレビや公衆電話を備え付けるなど、サービスを満載した一般列車を走らせていました。これは、大阪〜京都の輸送で阪急・JRという2つのライバルを抱えていた背景があります。さらに2000年代に入ると、大阪都心への地域輸送でJR学研都市線とのライバル争いも激化。枚方市・樟葉の2駅が特急停車駅になり、さらに座席指定車両「プレミアムカー」も導入されるなど、ニーズに合わせて柔軟なサービスを展開し続けています。

 さて、1971(昭和46)年にデビューした3000系も、2013(平成25)年3月に最後の1編成が引退。その後は富山地方鉄道に譲渡され、ダブルデッカー車も現役で活躍を続けています。