東武鉄道では3機目となるC11形蒸気機関車123号機がお披露目されました。静態保存していたものを動態復元したもので、訓練線では単機で試運転をするシーンも公開されました。

訓練線での単機試運転は順次速度を上げて

 東武鉄道が復元を進めている蒸気機関車、C11形123号機が2022年4月21日(木)、南栗橋車両管区SL検修庫(埼玉県久喜市)で報道関係者にお披露目されました。

 東武鉄道では、JR北海道からC11形207号機を借り入れて2017(平成29)年8月から鬼怒川線下今市〜鬼怒川温泉間で観光列車「SL大樹」の運転を開始。2020年には真岡鐵道で使われていたC11形325号機を譲り受け、蒸気機関車2台体制で運転しています。

 3機目となるC11形123号機は、日本鉄道保存協会が北海道江別市で静態保存していたものを東武博物館が譲り受け、2019年から東武鉄道が動態保存を目的に復元を進めていたものです。

 もともと、C11形123号機は江若鉄道(滋賀県、廃止)で使われていたC11形1号機です。しかし東武鉄道では3機目の蒸気機関車であることと、2020年に創立123周年を迎えたことから番号を変更しています。

 この日、C11形123号機はお披露目後に訓練線へと移動して単機で試運転を実施。最初は最高速度15km/h、続いて30km/h、45km/hと順次速度を上げていきました。

 同機は今後、6月中旬に南栗橋車両管区でのイベントで、C11形207号機、325号機との三重連運転を予定。本線上での運行開始は7月を予定しています。