すでに最大100人乗りの機体が契約済み。

本格的な試作機は2023年に完成予定

 アメリカの新興メーカーREGENTは2022年4月21日、フロリダ州マイアミで電気駆動の飛行艇「シーグライダー」の4分の1スケールのプロトタイプを発表しました。

「シーグライダー」は海に面した沿岸部の都市間輸送を担うために開発中の水上飛行機で、eVTOL(電動垂直離着陸)機に似ているものの、発着は水上のみで、胴体(艇体)底部には滑走時に機体を持ち上げるための水中翼が取り付けられています。

 これに先立ち4月20日には、ニュージーランドに本拠を置くオーシャン・フライヤー社が、「シーグライダー」25機、総額4億2700万ドル(日本円で約542.3億円)相当で購入契約を結んでいます。

 25機の内訳は、収容人数12名のモデル15機と、最大100人の乗客を運ぶことができる大型モデル10機だといいます。

 ちなみに、このオーシャン・フライヤー社は、ニュージーランドに本拠を置くプライベートジェットおよびチャーター機を運航する新進のベンチャー企業です。

 なお、REGENTの最高経営責任者(CEO)であるビリー・タルヘイマー氏は、世界人口の約40%が沿岸エリアに居住しているため、電動飛行艇は新たな交通モビリティとして可能性があるそうで、来年2023年には本格的なプロトタイプを完成させ、2025年には最初の商用機を販売する計画だと述べています。