八木山バイパスの「また事故で通行止めか…」の解消を図ります。

トンネルは約7割が掘削完了

 福岡県福岡市と行橋市を結び、県を東西に横断する国道201号。その中で筑豊地域を通過する「八木山バイパス」の4車線化工事が、2020年から着々と進められています。

 国道202号は福岡市〜香春町のうち、福岡東バイパス、飯塚庄内田川バイパス、田川バイパスがすでに4車線化済み。香春町内でも「香春拡幅」として事業中です。

 八木山バイパスは1977(昭和52)年度に事業化し、1985(昭和60)年に日本道路公団の運営管理する有料道路として開通しました。当時、福岡〜飯塚をむすぶ国道201号は、八木山峠の急カーブ・急勾配が連続する旧道のみで、バイパスの開通により両地域の移動快適性は飛躍的に向上しました。その後、2014(平成26)年に無料開放されています。

 生活と物流を支える重要道路となった八木山バイパスですが、無料化後は交通量は2倍になり、渋滞が多発。さらに2車線道路なので、事故が発生し長時間通行止めとなることもしばしば。そのたびに北九州国道事務所のSNSでも「通行予定の方は、国道201号八木山峠へ迂回お願いします」という案内が風物詩となっています。

 それらの課題解消のため、4車線拡幅工事が2020年にようやく着工。それまでは「ふたたび有料化してもいいから早く事業を始めてほしい」という意見も出るほどでした。

 開通予定は、まず篠栗〜筑穂間が2024年度、そして飯塚市の穂波東ICまでが2029年度となっています。現在、既存の高架橋の横に、拡幅部の橋脚や橋げたが姿を現しています。また市町境の筑穂トンネルは現道の隣に新たなトンネルを掘削中。2021年7月に工事に本格着手し、2022年5月末時点で全長の69%まで掘削済みとなっています。