ほんとに「運転者バンザイ状態」で走ってました!

2019年から実証実験

 成田空港で運用されているJALの手荷物搬送用の車両「トーイングトラクター」に、自動運転に対応した車両が実運用を開始しました。走行ルートは第2ターミナルのソーティング場(荷捌き場)からサテライト(連絡通路でつながった分館)の往復で1.2kmです。

 車両内には常時、自動運転の状態を監視する運転者が乗車するものの、通常であれば運転者が手放しても問題なく走行します。この車両は、事前にルートを記憶させ、位置情報を自ら特定しながら走る「自律型」というもので、まわりの障害物を検知する安全機能なども備えます。台数は2台です。

 JALでは、2019年より「自動運転トーイングトラクター」の実証実験を重ね、運用に必要なノウハウの蓄積と、安全性を確保する体制が整ったことから、実運用に踏み切りました。この時期に実運用を開始したのは、コロナ禍による減便影響で実質閉鎖状態だった第2ターミナルサテライトエリアの稼働が再開したことにともなったものだそうです。

「自動運転トーイングトラクター」では、本館からサテライト間へ至る手荷物のなかで、既存のベルトコンベア動線では運ぶことができない、ゴルフバッグや競技用自転車といった大型手荷物や貴重品などをおもに取り扱います。担当者によると、対象となる荷物は「アスリートの団体などが乗る場合など便により変動しますが、おおむね200個に10個程度の割合です」とのことです。